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2025年7月1日更新
お茶の水女子大学
東京外国語大学
東京科学大学
一橋大学
(五十音順)
お茶の水女子大学(学長:佐々木泰子)は、このたび、東京外国語大学(学長:春名展生)、東京科学大学(Science Tokyo、理事長:大竹尚登)、一橋大学(学長:中野聡)による三大学連合(2001年締結当時は四大学連合、東京医科歯科大学と東京工業大学の統合により三大学連合へ改組)に加わり、四大学未来共創連合(Future Leading Innovation Partnership(FLIP))として、新憲章を2025年7月1日に締結しました。
四大学未来共創連合は、東京という世界有数の学術都市に集う知の拠点として、東京から世界へと知をつなぐ共創の中核となり、深い専門性と広い視野を兼ね備えた人材を育成する教育への革新、分野を超えた知の融合による研究の深化などを通じ、人類社会の持続可能な発展に貢献していきます。
7月1日に東京科学大学湯島キャンパス 鈴木章夫記念講堂で行われた締結式
(左から東京科学大学 田中 雄二郎 学長、東京外国語大学 中山 俊秀 副学長、お茶の水女子大学 佐々木 泰子 学長、東京外国語大学 春名 展生 学長、東京科学大学 大竹 尚登 理事長、一橋大学 中野 聡 学長、お茶の水女子大学 加藤 美砂子 理事?副学長、一橋大学 加藤 俊彦 理事?副学長)
お茶の水女子大学は、世界の人々と連携し、協働して平和な世界を作り上げていくことのできるグローバル女性リーダーの育成を使命としています。74年ぶりの新学部「共創工学部」を2024年度に発足させるなど、それまでの文教育学部、理学部、生活科学部の3学部の教育?研究の伝統を礎に工学と人文学?社会科学の知を協働させ、共に未来の環境、社会、文化を創る工学系女性リーダーの育成に取り組んでいます。今回のお茶の水女子大学の参画は、DE&I(ダイバーシティ?エクイティ&インクルージョン)の推進を加速し、様々な分野の融合を実現する本連合の取り組みをさらに前進させるものです。
新しい展開に伴い、各大学の強みを活かした新たな「社会課題解決型共同教育プログラム」の構築を目指します。これまでの学士課程レベルでの教育連携に加え、大学院レベルの展開を進めます。また、この枠組みの中で研究面では、共に問いを育て、共に研究を推進する「共創型研究推進体制」の構築や研究連携を地域との連携につなげる「地域密着型共創研究」等を検討します。
こうした新しい展開を踏まえ、今後連携に関する体制強化についても検討します。具体的には、大学等連携推進法人*の仕組みを視野に入れ、より効果的で安定した連携関係の進展を検討します。
*大学等連携推進法人:大学等の連携に係る協議調整や連携事業を一元的に実施するなどの業務を行う一般社団法人に対し、文部科学大臣が大学等連携推進法人として認定する制度。連携推進法人に参加する大学間で、単位互換に似た仕組みが容易にできるため、より質の高い教育が提供可能になります。